「QAエンジニアとテストエンジニアの違いって何?」
「QAエンジニアはやめとけってネットでよく見るけど何で?」
「QAエンジニアはきつい。いらないって言われるほど底辺なの?」
と就活生の中にはQAエンジニア、またはテストエンジニアのいずれにか応募しようと思っていたが、QAエンジニアとテストエンジニアの違いが分からず、どのようにアピール内容を練ればよいのか分からない人もいると思います。
特に就活生からすると自分はどちらの職種に向いていて、そしてその適性をどのように面接で言えばよいのか?面接官が納得するアピールの仕方について知りたいと思われます。
その為、ここでは実際にQAエンジニア、またはテストエンジニアを目指す新卒就活生がどのように2つの違いを理解し、そしてアピール内容を練って、内定を取る事が出来たのか?具体的な流れを面接経験豊富な面接官の先輩との会話形式で解説したいと思います。
QAエンジニアとテストエンジニアの役割の違いについて

「先輩、現在IT業界の大手企業への就職を目指して活動中なのですが、面接で「なぜテストエンジニアではなくQAエンジニアを志望したのか?」というものがあります。この質問に直面する度、QAエンジニア、テストエンジニアの業務内容の違いについて深く理解していないといけません。これらの職種の具体的な違いやそれぞれの業務内容について教えていただけないでしょうか?」
「もしQAエンジニア、またはテストエンジニア、どちらかの内定を取りたいのであれば、それぞれの役割、スキルセット、キャリアについて明確に把握した方が良いだろう。
なぜなら面接では就活生が如何にその仕事について理解し、そしてちゃんとその仕事をこなせるのか?成長性を見ているからね。
だからどのように成長すれば良いのか?方針や求められるスキルについてちゃんと面接で言える事が重要だから、実際に内定を取った就活生の一例を紹介してみようと思う。
QAエンジニアとテストエンジニアの役割の違い
QAエンジニアとテストエンジニアの役割の違いを簡単に言うと、どんなテストをするか考える人がQAエンジニアでそのテストを実際に行うのがテストエンジニアだ。
IT業界において開発したシステムが正しく動くか確認する為にどんなテストをするか考えないといけない。それがWEB画面に値を入れる作業だったり、場合によっては大量アクセスしても正常に画面が動くかどうかの負荷テストだってあるし、情報を抜き取られないシステムになっているかも確認しないといけない。
上記のようにどんなテストをするか考え、正しく動く事、大量アクセスや脆弱性に対応している事など「システムの品質を保証する」仕事をしているのがQAエンジニアで、実際にそれをテストしているのがテストエンジニアだ」
「なるほど、つまり先輩、建築業界で例えるとQAエンジニアは建築監督で、テストエンジニアは検査員みたいなもので、一緒になって一つの建物(システム)の品質を確保する仕事をしているという事で合ってますか?」
「うん、それでほぼ正解だよ。両者は密接に連携しながら、それぞれの得意分野を活かして一つのシステムの品質を確保する。それがIT業界のQAエンジニアとテストエンジニアの違いだね」
QAエンジニア、テストエンジニアの志望動機の違い

「先輩、とりあえず2つの違いについては理解しました。ただそれでも「なぜQAエンジニア?」「なぜテストエンジニア?」って面接で聞かれてもどう答えれば良いのか分かりません。各業界を志望する場合、どのように志望動機で違いを出せば良いのでしょうか?」
「志望動機を作りたいのであればQAエンジニアの場合

「システムの品質を高め、ユーザーに満足してもらえるプロダクトを作りたい」
という言い方が良くて、テストエンジニアの場合、

「システムの問題点を見つける事が好きなのでそれを活かせる仕事に就きたい」
という言い方が良い。
要はQAエンジニアはどんなテストをすべきか?考える仕事だから質の高いシステムを作るのが好きな人が向いていて、テストエンジニアはテストなどのルーチン作業が好きな人が向いている。
だから学生時代の経験で何かしらのチェックリストなどを作って質の追及をした事があるのであればQAエンジニア、またはプログラムを組んでいる時、バグなどを見つけ修正したなど修正作業自体を楽しんでいた経験があればテストエンジニアを志望するのが良いかもね。
内定を取る就活生の中には

ウチの親が監査委員をやっているのですが、現場の人の中には”動けばそれでよい”と言って碌なテストをせず、結果、膨大な情報漏洩に繋がり信用が落ちて経営破綻になった例を何度も聞きました。システム作りにおいても同じ事があり、私自身、システムの開発に携わるのであれば、機能テストだけでなく、脆弱性や負荷テストにも対応出来るようになりたいと思い、JSTQBの資格を取りました
など、品質を保つ重要性について理解し、行動したアピールをする人がいる。
またテストエンジニアで高評価を得る就活生の例として

WEBアプリケーションの開発を行っている過程で脆弱性という言葉を知り、いつの間にかOWASP ZAP(Zed Attack Proxy)やBurp Suiteといったツールを使用し、アプリケーションに対して様々な攻撃シナリオを自動的に実行し、潜在的な脆弱性を発見する事に楽しんでいました。今は脆弱性ではなく自動化にハマっておりSeleniumの勉強をしております。
など、テストにおける脆弱性診断や自動化などを追及した話をしたりしている。
だからどちらを目指すか分からないが、システム開発において質のこだわりがあればQAエンジニア。処理の仕方にこだわりがあればテストエンジニアを目指す言い方が良いかもしれないな」
QAエンジニアとテストエンジニアのキャリアの違い

「なるほど何となくですが、志望動機の作り方について分かりました。ただ先輩、それで2つの職種の違いが分かっても、どれだけ意欲があるかどうか、志望動機を言った後、色々と聞かれるかと思われます。どういう風に言えばやる気のある就活生だと見てくれるのでしょうか?」
「やる気の高さを示したいのであれば、やはり3年後、10年後のキャリアプランについて語れれば、1つの職種に対し、長い目で見ていると、面接官はやる気があると受け取りやすい。
事実、QAエンジニアで働いている人の中には

「テスト工程を自動化する事で回帰テストの回数を増やし、品質のチェック回数を増やせるようにしたいと考える人がいて、その為にCI/CDツールの導入や、脆弱性診断をより効率的に出来るようにしたい」
などどのようにテストをして納期までの間にテスト回数を増やすか?または自動化して手間を減らしていくか?考える。そもそも評価されるQAエンジニアというのは例えば

「情報漏洩が起こると1億円の損害賠償が発生するので、それを防ぐ為にセキュリティレベルを向上させましょう。費用は500万ほどです」
と言って情報漏洩のリスクを訴えてセキュリティ案件の提案をしている。
他にもテストチェックを手作業ではなく自動化させて

「今まで10人で1週間かかっていた作業をパソコン1台で深夜の時間帯で実施しました。人件費を500万削減出来たので、セキュリティシステムを作りましょう」
などと言って、工数削減を理由に新しい案件を獲得する事もしている。
だからQAエンジニアとしてキャリアアップするのであれば、上記のようなセキュリティや自動化を売りに新しい提案が出来るエンジニアになりたいと面接で訴えた方が良いだろう。
ちなみにテストエンジニアの場合、将来的にQAエンジニアのようにテスト設計を行う事があるから、テスト実行だけでなく、設計まで行い、将来脆弱性や自動化など新たな提案が出来るITエンジニアになりたいです、なんて言えれば良いだろうね
QAエンジニアとテストエンジニアの将来性と給料の違いについて

「先輩、色々とQAエンジニアとテストエンジニアの違いについて教えていただきありがとうございます。これで何とかアピール内容を練れると思うのですが、正直、この2つの職種の将来性や給料などはどうなっているのでしょうか?」
「個人的な観点だが、以下のような印象だな。
QAエンジニアの将来性
QAエンジニアの将来性は、その戦略的な役割とプロジェクト全体における品質保証の重要性が増す中で高まる。
彼らはプロジェクトの初期段階から関与し、品質基準の設定、リスク評価、プロセスの最適化を行う為、今後のソフトウェア開発において中心的な役割を担うことが予測される。
またデジタルトランスフォーメーションやIoT、AIの導入が進むにつれ、これらの技術に関連する品質保証のニーズが拡大する為、QAエンジニアの需要は一層拡大するであろう。
特にJSTQBのような認定資格を持つQAエンジニアは、その専門性が高く評価され、キャリアの幅が広がる。
テストエンジニアの将来性
テストエンジニアの将来性は技術の進化とともに拡がる。
テストエンジニアはソフトウェア開発プロセスの特定の段階で重要な役割を果たし、バグの特定と報告、テストプロセスの効率化を担う。
これにより、開発の品質を直接的に向上させる貢献を行う。近年、データの取り扱いが増え、セキュリティ要件が厳格化する中でテストエンジニアに対する需要は増加している。
またテスト自動化やCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の導入が進む中、これらの領域に精通するテストエンジニアは特に価値が高まる。
その為、テストエンジニアは新しいテスト技術やツールの習得を通じて、キャリアの機会を広げる事が可能である。
QAエンジニアの給料
QAエンジニアの給料はその戦略的な役割とプロジェクト全体における品質保証の責任の大きさを反映する。
彼らはプロジェクトの早い段階から関与し、品質基準の設定、リスク評価、プロセスの最適化を行う為、そのスキルと責任の重さが高い給料につながる。
あとはJSTQBのようなQAエンジニアの資格を持つ者は更に高い給料を期待出来る。
テストエンジニアの給料
テストエンジニアの給料は、技術的なスキルと具体的なテスト実行の専門性に依存する。
テストエンジニアはソフトウェア開発プロセスの特定の段階で活躍し、バグの特定と報告、テストプロセスの管理を行う為、専門的な技術が求められる。
テストエンジニアはQAテストの自動化や高度なテスト手法を駆使する事が出来れば、余った時間、開発案件のサポートに回れる可能性があるから、そこで学んだ技術に応じて給料が向上するだろう。
QAエンジニアとテストエンジニア向けのIT企業の見つけ方

「先輩、とりあえず将来性や給料に関しては就職する企業によって決まるのかな?と感じました。その為、次に悩むのはどのIT企業に就職すべきかで、選ぶべき会社の選定基準について、何かしらアドバイスを貰えないでしょうか?」
「だったらQAエンジニアやテストエンジニアを不当に働かせるブラック企業の見分け方を心得ておいた方が良いな。
QAエンジニアやテストエンジニアの場合、テスト業務中心に行うという事で下流工程ばかりやらせる会社が存在する。
要は客先常駐させてテスト作業など簡単な作業ばかりやらされ、そして開発案件に携わる事なく、報酬の大半を会社に取らせてしまうなど不適切な契約と報酬体系になっているIT会社が数多くある。
場合によっては不正を働いた会社が信頼回復に向け、QAエンジニアやテストエンジニアを雇って解決させようと炎上案件に派遣させたり、または単体テストのフェーズで手を抜く事を強要させ、納期に間に合わせる為、少ないテスト項目で働かせる企業もある。
だから良くないIT企業を見抜く為の方法として、参画するプロジェクトの選定方法や社員育成について詳しく調べた方が良いね」
QAエンジニアやテストエンジニア向けの優良なIT企業を見つける方法
「しかし先輩、その手の質問って福利厚生を聞く事と同じなので面接で福利厚生目的で志望しているという嫌な雰囲気が出来てしまいます。先輩ならどうやって良いIT企業かどうか見分けますか?」
「1つの方法としてレバテックルーキーのようなIT専門のエージェントサービスを使うと通常の就活ではする事が出来ない事前質問が出来る。
要は面接前に福利厚生について聞く事は出来ないがエージェントサービスを利用すると面接前にエージェントが「この学生は資格支援制度やメンター制度などサポートが充実している企業に関心があるようです。御社ではどのようにIT人材を育成しているのですか?」と聞いてくれる。
だから応募する前に自分の条件に合った企業なのか面接する前に確認出来るから、条件に合わないから落ちる・落とされる事がなくなる。
エージェントサービスって言うのは巷では求人を押し付けてくるという問題があるが、上記のような情報戦においては就活生を有利にさせるメリットがある。だから良い企業に就職する為にもエージェントが知る事が出来る情報を入手して有利に進めた方が良い。
おまけにもう1つ。エージェントサービスを使うとリクナビやマイナビなどに載っていない志望先の本当の給料を知る事が出来る。
例えば就活エージェントサービスを利用すると以下のような独自の求人票の中身が見れる。
A社の給料表示:
| 求人情報源 | 表示された給与 |
|---|---|
| 一般的な求人サイト | 月給20万 ボーナスあり |
| 就活エージェント | 年収250万 |
B社の給料表示:
| 求人情報源 | 表示された給与 |
|---|---|
| 一般的な求人サイト | 月給20万 ボーナスあり |
| 就活エージェント | 年収400万 |
なぜこのような表示になっているかと言うとエージェントの報酬って言うのは紹介した就活生がどの職に就職するかによって決まり、主に就職先の3か月分の給料など年収換算で判断されるようになっている。
だから正しい年収情報を得る為に、上記のような形で記載しているのだが、一般の求人票だと月給20万しか書かれていないが、エージェントだと志望先が年収250万なのか400万なのか判断出来る。
それ故に良いIT企業を見つける為にも面接前の事前確認や年収を確認出来るIT業界専門のエージェントサービスを使って対策を練るのも良いと思うぞ。

