インフラエンジニアとAWSエンジニアの違いを理解して成功する新卒就活生の例

業界分析

インフラエンジニアとAWSエンジニア、一体何が違うのか?

就職活動を進めていく中で、「なぜインフラエンジニアに?」「AWSエンジニアを選ぶ理由は?」と問われたとき、この2つの職種の違いを明瞭に示せなければ、あなたの採用可能性は低下するでしょう。

したがって、就職活動生の中には、この2つの職種の違いを把握する為に、IT企業の企業説明会に出席したり、インターネットで調査したりして、2つの職種の違いを理解しようとする人が多いでしょう。

ところが結局、2つの違いはインフラを構築するか、クラウドサービスを操作するかの程度の差、開発プロセスにおける専門領域が異なるだけといった説明が出てくるだけで、その違いを理解しても就職活動を有利に進めるのは難しいと思われるかもしれません。

そうした就職活動生の疑問を解消する為に、ここでは上記の違いだけでなく、その違いを把握し、どのように就職活動を有利に進めるべきか?志望理由やキャリアパス、そして面接でどのように答えるべきかの具体的な例も掲載しています。

更に就職活動生の視点で理解が深まるように、ここでは解説だけでなく、現在IT業界を目指す新卒の就職活動生とIT業界に詳しい社会人の先輩2人の会話形式でこの記事を解説しています。

インフラエンジニア、AWSエンジニアの仕事の違いについて

「先輩、現在IT業界の大手企業への就職を目指して活動中なのですが、面接でよく出る質問に、「なぜAWSエンジニアではなくインフラエンジニアを志望したのか?」というものがあります。この質問に直面する度、インフラエンジニア、AWSエンジニアの業務内容の違いについて深く理解していない自分に気づきます。そこで先輩にこれらの職種間での具体的な違いやそれぞれの業務内容について教えていただけないでしょうか?」

「IT業界におけるこれら2つの職種の違いを把握する為には、まずそれぞれがどのような業務を担当しているのかを理解する事が重要だよ。

これが分かると、各職種がどのような役割を果たし、どのようなスキルセットが求められているのかが明確になる。その為にも各職種の基本的な業務内容について説明してみようと思う。

「インフラエンジニア」の仕事

「インフラエンジニア」は、主に「ネットワークやサーバーの設計、構築、運用」によって業績を上げている。

例えばある企業が新たにオンラインショップを開設したいと考えたとしよう。しかしいくらビジネスのプロでも、容易に最適なネットワーク環境やサーバーを設計・構築するわけではない。ここでインフラエンジニアの役割が重要になってくる。

インフラエンジニアは企業の要望を叶える為のネットワークやサーバーを設計し、その設計に基づいてネットワークやサーバーを構築・運用する。つまり企業から「安全で高速なオンラインショップを開設したい」という要望があれば、その為に何が必要かを考え、最適なネットワークやサーバーを提案する。このプロセスがインフラエンジニアの主な業務なんだ。

「AWSエンジニア」の仕事

一方、AWSエンジニアはAmazon Web Services(AWS)のサービスを利用してシステムを構築・運用する職種だ。

具体的にはインフラエンジニアが設計したネットワークやサーバーの構築をAWSのサービスを利用して実現する。つまりインフラエンジニアが設計したネットワークやサーバーの設計図に基づいて、具体的なAWSのサービスを選択・設定し、システムを実際に作り出す。

例えばある企業がオンラインショップを開設したいと考えた時、インフラエンジニアがその要望をもとにネットワークやサーバーの設計を行い、設計図を提供する。AWSエンジニアはその設計図をもとに、AWSのサービスを選択・設定してシステムを実際に作り出す。

要するに、インフラエンジニアが「何を作るか」を考え、AWSエンジニアが「それをどう作るか」を考える。両者は密接に関連しており、一緒になってシステムを完成させるんだ。

「先輩、つまりインフラエンジニアは建築家で、AWSエンジニアは施工管理のようなもので、一緒になって一つの建物(システム)を作り上げるという事で合ってますか?」

「うん、それでほぼ正解だよ。両者は密接に連携しながら、それぞれの得意分野を活かして一つのシステムを作り上げる。それがIT業界のインフラエンジニアとAWSエンジニアの違いだね」

インフラエンジニア、AWSエンジニアの志望動機の違い

「先輩、インフラエンジニアとAWSエンジニアの違いが分かりにくいです。どちらもIT業界の基盤を支えている役割を果たしているのは理解出来ます。それでも「なぜインフラエンジニアを?」「なぜAWSエンジニアを?」って面接で聞かれてもどう答えれば良いのか分かりません。志望動機でどのように違いを表現すれば良いのでしょうか?

「インフラエンジニアとAWSエンジニアは両方ともITシステムの基盤に関わっていますが、大きく分けると「どんなIT基盤を構築したいのか?」と考えている人がインフラエンジニアで、「AWSの具体的なサービスを活用したい」と考えている人がAWSエンジニアと言えます。

「インフラエンジニア」で求められる能力と志望動機

まずインフラエンジニアはITシステムの基盤となるネットワークやサーバーの設計・構築・運用に関わります。具体的にはシステムの使用状況や要望を把握し、それに最適なインフラを設計・構築する事になります。

だからインフラエンジニアとして求められるスキルとしては、ネットワークやサーバーの知識、システム全体を理解する設計能力、そしてその設計を実現する技術力が求められます。

それ故、インフラエンジニアを志望する学生の動機としては「システムの基盤を構築し、システムの安定運用に貢献したい」という表現が適切と言えます。

現在、クラウド技術の普及により、インフラの構築・運用方法が大きく変わりつつあります。インフラエンジニアは、この変化に対応する為に、新しい技術の習得や既存の知識の見直しが求められます。

なので「従来のインフラ技術を活用し、新たなクラウド技術にも対応出来るインフラエンジニアになりたい」という志望動機があると良いでしょう。

「AWSエンジニア」で求められる能力と志望動機

一方、AWSエンジニアは、AWSというクラウドサービスを最大限に活用し、システムの設計・構築・運用を行います。具体的にはAWSの各種サービスを組み合わせて、システムの要件を満たす形で構築します。

その為、AWSエンジニアとして求められるスキルは、AWSの各種サービスの知識、それらを組み合わせてシステムを設計・構築する技術力、そしてシステムの運用・監視能力といったものがあります。

その為、AWSエンジニアを志望する場合「AWSのサービスを活用して、効率的で安全なシステムを構築・運用したい」という志望動機が適切となります。

またAWSエンジニアは、AWSが提供する新サービスや最新の技術動向に対して常にアンテナを張りつつ、それらを活用する為の学習が求められます。

その為「常に最新のAWSサービスを学び、それらを活用したシステム構築に挑戦したい」という意欲も伝えると良いでしょう。

インフラエンジニアとAWSエンジニアの違いにおける注意点

上記の説明は、分かりやすくする為にインフラエンジニアとAWSエンジニアをある程度単純化していますが、実際には、インフラエンジニアもAWSなどのクラウドサービスを活用する事がありますし、AWSエンジニアもネットワークやサーバーの知識が求められる場合があります。

それ故、インフラエンジニアとAWSエンジニアの役割は、就職先の企業やプロジェクトによって異なる場合がありますので、それらを理解した上で志望動機を考える事が重要です。

そしてIT基盤の設計・構築・運用とクラウドサービスの活用の両方を経験する事でより広範で深い知識と技術を身につける事が出来ます。

就活生が心得ておくべきインフラエンジニアとAWSエンジニアのキャリアプラン

「先輩、インフラエンジニアとAWSエンジニアの志望動機の違いについては理解しました。しかし”あなたの将来像はどのようなものですか?”と質問された際に、具体的にどのように答えるべきか悩んでいます。

インフラエンジニアやAWSエンジニアとしてのキャリアプランをどのように描けば良いのか、面接官が採用したいと思うキャリアプランの例を教えていただけますか?」

「それならインフラエンジニアとAWSエンジニアのキャリアプランをどのように考えるべきか、具体的に説明してみよう。

面接官が採用したいと思えるインフラエンジニア志望の就活生のキャリアプラン

まずは就活生が知っておくべきインフラエンジニアのキャリアプランと志望動機について話してみよう。インフラエンジニアの役割は、企業の技術基盤を物理的および仮想的に構築し、維持する事にある。

この分野で更に専門性の高い役職を目指す場合、例えばネットワークアーキテクトやクラウドインフラストラクチャマネージャーなどがある。

これらの役職は広範囲にわたる技術スキルとともに、戦略的なビジネス理解が必要だから、目指すのであれば以下のようなキャリアロードを描くと良い。

  1. 技術スキルの深化
    • Linux、Windowsサーバーの深い知識と管理スキル。
    • 高度なネットワーキング知識、特にCiscoやJuniperなどの企業レベルのネットワーク設備に関する専門知識。
    • サーバーとネットワークのセキュリティに関する高度な理解と、セキュリティベストプラクティスの適用。
  2. 資格取得
    • Cisco Certified Internetwork Expert(CCIE)やCertified Information Systems Security Professional(CISSP)などの資格を取得する。
  3. プロジェクトとチームの管理
    • 大規模なインフラプロジェクトのリードや、技術チームの管理経験を積む事。

具体的な目標としては企業のチーフテクノロジーオフィサー(CTO)やインフラストラクチャー部門のディレクターになる。

これらの役職では技術戦略の策定、新技術の導入、ビジネス要件に合わせたインフラの最適化など、企業の技術的方向性を主導する。

んで志望動機としては

「私は常に技術の最前線で働きたいと考えています。特にインフラエンジニアとしての経験を活かし、将来的には企業の技術戦略をリードする立場で、安全かつ効率的なインフラ環境の設計と実装を行いたいです。具体的には、新しいクラウド技術とオンプレミスのリソースを組み合わせたハイブリッド環境の構築に携わり、企業のデータ管理と処理能力の向上を図りたいと考えています。」

こんな志望動機であれば技術的なスキルだけでなく、将来のビジョンをもって企業に貢献しようとする意欲が感じるし、まぁ、面接官に強い印象を与える事が出来るだろう。

面接官が採用したいと思えるAWSエンジニア志望の就活生のキャリアプラン

次にAWSエンジニアのキャリアプランだが、クラウドアーキテクチャの設計を主導する、クラウドソリューションアーキテクトになる事などだから、それを目指す場合、キャリアロードは以下のようになる。

  1. AWSサービスの深い理解を獲得する:AWSの幅広いサービス(EC2, S3, Lambdaなど)の機能と最適な使用方法を学ぶ。
  2. セキュリティとコンプライアンスの知識を深める:AWS環境でのセキュリティ対策、データ保護、コンプライアンス基準に関する専門知識を習得する。
  3. 自動化スキルの習得:スクリプト言語(Pythonなど)を使用してAWS環境の自動化を実施する技術を磨く。
  4. 大規模デプロイメントの経験を積む:実際に多様な業界のクライアントと協力し、大規模なクラウドインフラストラクチャプロジェクトを遂行する。
  5. ビジネスと技術の統合スキルを向上させる:テクニカルスキルだけでなく、ビジネス要件を技術的解決策に変換する能力を養う。

AWSエンジニアとしてのキャリアを進めるにあたり、クラウド技術を駆使してビジネスの変革を支える事が期待される。

例えば金融サービス業界でAWSを活用してトランザクション処理速度を向上させるシステムを設計したり、ヘルスケア業界において患者データのセキュリティとアクセシビリティを保障するソリューションを開発する事が挙げられる。

「拡張性のある設計」という観点からAWSエンジニアはクラウドネイティブアプリケーションの設計において、スケーラビリティとコスト効率を最大化する方法を提案する事になるだろう。

これは例えばマイクロサービスアーキテクチャを採用し、サービスごとに独立したデプロイメントとスケーリングが可能な構造を設計する事で実現出来る。

だから志望動機は

「私はAWSプラットフォーム上で動的に拡張可能なシステムアーキテクチャを設計し、金融やヘルスケアなどの重要業界においてビジネスニーズに迅速かつ効果的に応える事が出来るクラウドソリューションアーキテクトになりたいです」

なんて言えれば具体的なキャリア目標と志望動機になるだろうな。

新卒就活生が押さえておくべき、インフラエンジニアとAWSエンジニアをサポートするIT企業の特徴

「先輩の話を聞いて、インフラエンジニアとAWSエンジニアの違いがよく理解出来ました。これにより自分がどのようなスキルを強調すれば良いのか明確になりました。しかしそこで問題が一つ。それは、自分がどのIT企業を選べばよいのか?という点です。

正直な話、IT業界でもブラック企業や詐欺的な就職活動が存在していると聞きます。そのような企業に騙されず、成長出来る企業に就職する為には、どのように選んだらよいのでしょうか?」

IT業界のブラック企業の特徴と見抜き方

「IT業界におけるブラック企業は、一般的に単純作業ばかりを押し付ける会社と言えます。

例えばシステムが正しく動作するかを確認するテスト業務がありますが、それをITスキルの乏しい人間に任せて利益を上げる会社も存在します。

そのようなブラック企業は、採用したあとにテスト作業ばかりを押し付け、成長の機会を奪う事があります。また働き手にとっては、高い給与を得たいと思っても、その機会を与えてくれず、結果としてキャリアアップが難しい状況を作り出します。

その為、ブラック企業を見抜く為には、面接官が技術担当者ではなく営業担当者や社長だけだったり、資格取得支援制度や有給休暇の取得条件があいまいなど、エンジニアの成長を重視していない企業かどうかを確認する事が重要です。

「それなら、ブラック企業というのは人材を派遣して派遣料を稼ぎつつ、自分達のスキルを伸ばす機会を与えない企業というわけですね。そのような企業に就職すると、スキルアップが難しくなり、年齢とともに「人件費が高いから」という理由で採用されなくなるというわけですね」

「その通りです。なので、ブラック企業を見抜く為には、資格支援制度やインセンティブ制度、研修制度、メンターシステムなどを確認する事が重要です。

ブラック企業の場合、資格を取る事で転職しやすくなる為、あまり重要でない資格ばかりに報奨金を出す事があります。またインセンティブ制度は形骸化していたり、研修制度も単純作業のやり方ばかりを教える内容になっている場合があります。それらの点を確認する事が重要です」

知名度の低いIT企業で優良企業を見つける方法

「理解しました。面接でその点について確認してみます。まずは大手IT企業を中心に応募してみようと思います。もし大手企業への就職が難しそうであれば、再度アドバイスをお願いしたいと思います」

「それなら、大手以外の知名度の低い優良企業を見つける方法ですが、私の経験からすると、エージェントサービスを活用する事をオススメします。

なぜなら、エージェントサービスは就活生を高給の企業に就職させ、長期間勤める事で報酬が増える仕組みになっています。その為、エージェントサービスを活用する事でより良い条件の企業を見つける事が可能となります。

エージェントサービスを利用する事で真の給与情報を得る事が出来る

例えばレバテックルーキーを利用する場合、最初に面談を行い、自分の特性や希望にあった企業を確認します。その際に紹介される企業の情報には、通常の求人情報では公開されない給与情報が含まれています。以下に具体的な例を示します。

A社の給料表示:

求人情報源 表示された給与
一般的な求人サイト 月給20万 ボーナスあり
就活エージェント 年収250万

B社の給料表示:

求人情報源 表示された給与
一般的な求人サイト 月給20万 ボーナスあり
就活エージェント 年収400万

このように、求人情報には月給20万と記載されていても、エージェントを通じて得られる年収情報は異なります。

もし、給与が自分の就職先選びの重要な要素であれば、エージェントサービスを利用してどの企業の給与が高いのかを確認しながら就職活動を行うのが良いでしょう。

面接で尋ねにくい福利厚生についても事前に確認する事が可能

また通常の就職活動では面接前にどのような質問があるのかを知る事は難しいですが、エージェントを利用する事で面接の数日前に質問内容を確認する事が可能となります。

この為、複数のスキルを持っていても、どのスキルに重きを置くべきかを事前に確認する事で質問対策を練る事が容易になります。

エージェントサービスのデメリットとしては、大手企業への応募が難しい点が挙げられます。大手企業はブランド力がある為、エージェントに頼らずとも応募者を集める事が出来ます。その為、エージェントサービスを利用する際は、大手企業を狙うよりも、中堅の優良企業を目指す方が適していると言えます。

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